2007年5月18日金曜日

セカンドライフの土地・・・不正取引の新たな手法

土地取引を巡る問題の一つとして、5月3日のエントリーで、ランドボット呼ばれる改造プログラムを使用して、土地取引で利益を図っているケースがあることをお伝えしました。

最近、それとは別の改造プログラムを利用したと思われる、不正取引のケースが発生しています。土地の売り手が、土地の売却価格を瞬時に変更し、土地の買い手に高く売りつけるというものです。

KnowProSE.comというブログに、その実際のケースが掲載されていました。

ある人が、4,300リンデンドルで売りに出されていた512平方メートルの土地を購入するつもりで、その手続きを行なっていたところ、その価格が瞬時に変更されてしまいました。その結果、彼は当初意図していた4,300リンデンドルではなく、4万3,000リンデンドルを支払うことになってしまいました。つまり、意図していた金額よりも、3万8,700リンデンドルも高い金額を支払うことになってしまったのです。

その人は、土地購入の確認画面で、価格が4,300リンデンドルと表示されているのを確認したと言っており、また、そのスナップショットも持っているそうです。

普通のビューアーを使用しているのであれば、他人が土地の購入手続き中かどうかは、知ることができません。したがって、誰かが土地を購入しようとしているときに、その土地の売り手がタイミングを見計らって、価格を手動で高く変更したとは考えにくく、改造したプログラム(ビューアー)を使用したとしか考えられません。

上記のケースの土地の売主は、The Best in SLというグループとのことでした。被害にあわれた方の中には日本人もいます。

私は土地を購入したことはありませんが、物品であれば時々購入します。もし、値段を確認して支払いのボタンを押したにもかかわらず、価格が300リンデンドルと表示されていた物品に、3,000リンデンドルも支払わされてしまったならば、しばらくは、恐ろしくなって買い物を控えるようになるでしょう。

土地取引システムの信頼性と安全性が確保されないならば、そのうちメインランドに土地を求めようとする人はいなくなってしまうかもしれません。

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