そんな不便さを解消してくれる土地検索サイトが、セカンドライフのユーザーによって提供されていますのでご紹介します。そのサイトはTHE LAND LIST。Christian Colville(アバター名)によって運営されているものです。
下がその検索ページの画像です。
絞込み条件として、広さ・価格については、最低と最高が指定できます。また、シム名なども指定できるほか、土地の説明文のテキストサーチも可能ですので、ここでwaterと指定すれば、水辺の土地をリストアップしくてれます。
更新の頻度ですが、リンデンラボ社のサーバとの情報の受け渡しに時間がかかるため、現在のところ2時間毎だそうです。将来は更新頻度を1時間に1回にまで高めるそうです。
サイト運営者に直接メールでいろいろと尋ねてみたところ、さらに次のようなことがわかりました。
このサイトは、libsecondlifeで公開されているソフトウェアを使って構築されたものであり、セカンドライフの全ユーザーの役に立つことを願って作られたものだそうです。
(libesecondlifeとは、セカンドライフの仕組みを技術的な面から解明しようという目的で始められたプロジェクトです。セカンドライフのユーザーたちによって運営されており、ここには、クライアントソフトの仕組みや、サーバとの情報のやり取りの仕方などに関する情報が蓄積されています。)
現在、サーバから取得している情報には、上の画面で公開されているものの他に、売主の情報も含まれているそうですが、万が一のトラブルを考慮して、その公開は控えているとのことです。また、トラフィック情報も入手しており、そちらの方はそのうちに追加公開するかもしれないとことでした。
将来的には、メインランドおよびプライベートアイランドでのレンタル情報も追加するそうです。
このサイトは、リンデンラボ社のサーバのデータベース情報を、セカンドライフの外で公開しているわけですから、やはり、リンデンラボ社の反応が気になるところです。その点について尋ねてみたところ、リンデンラボ社は非常に好意的だったとことです。
ところで、上述のlibsecondlifeに蓄積された情報は、技術者たちにとっては非常に有用なものですが、それを悪用する人も過去には現れました。コピーボットがその代表的な例です。
(コピーボットとは、無断で他のアバターやオブジェクトをコピーするボットです。昨年の後半に現れ、リンデンラボ社によって、正式に規約違反とされました。)
この土地検索サイトの運営者のように、一人でも多くの技術者が、共有されている情報を、皆の役に立つような方法で活用してくれることを望みます。
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