2007年4月2日月曜日

セカンドライフの株式市場、その1

今回は、セカンドライフの株式市場について調べてみました。

★現在までの経緯

最初にセカンドライフの世界に株式市場が登場したのは、2005年7月。Shaun AltmanがCyberland Equities Exchangeという名称の株式市場をオープンさせました。そこに上場された企業はわずかに1社、Cyberlandだけで、同社もShaun Altmanが保有する企業でした。

その後、同年8月には、Cyberland Equities Exchangeは名称をSecond Life Stock Exchangeに変更し、さらに10月には、Metaverse Stock Exchangeへと変更しました。

詳しい事情は不明ですが、Metaverse Stock Exchangeでは上場企業がわずか1社という状況がその後も続きました。

一方、2007年の1月には、Hope Capital Ltd.が同社の一部門として、World Stock Exchange(WSE)という株式市場を創設しました。

Hope Capital Ltd.は23歳のオーストラリア人、LukeConnell Vandeverre(本名Luke Connell)が経営する金融サービス企業で、株式市場のほかに、外国為替市場(今のところ、現実世界の通貨とは交換不可の模様)、銀行であるOurBank Limitedも運営しています。

WSEは当初の予定では1月に市場を正式オープンするはずでしたが、実際の開業はずるずると遅れました。そのため、それに不満を抱いたある企業の経営者が、WSEの集会の席上で、自社株式のIPOをWSEで行なうことを中止し、代わりに、新しくオープンした別の株式市場である、Virtual Commerce Exchange (VCE)で行なうことを発表したというような出来事もありました。

このVirtual Commerce Exchange (VCE)は、大手金融サービス企業であるAmes Groupによって創設された株式市場で、2007年1月30日に営業を開始しました。しかし、はっきりした理由は不明ですが、その後市場は閉鎖され、経営者であるVan Amesは経営から手をひきましました。どうもプログラムミスがあり、金銭的なトラブルがあったようです。

VCEはその後、JPSという企業のCEOである、JP Straussに引き継がれ、名称をVirtual ComEx (VCX)に変更しました。SLNN.COMの3/22付の記事によれば、VCXは3月25日に仮オープンするとのことでしたが、今日現在、VCXの建物がある場所には入れないようになってましたので、開業が遅れているようです。下の画像がVCXです。



話は前後しますが、2007年2月中旬には、開業以来、上場企業一社のまま、細々と営業を続けていたMetaverse Stock Exchange(MSE)と、新規開業の準備中であったWorld Stock Exchangeとが合併しました。合併後の名称はWorld Stock Exchange(WSE)を使用し、MSEを保有していたSecond Life Solutions(Shaun Altman保有)とHope Capital Ltd.とがWSEの経営権を半分ずつ持つこととなりました。

WSEは3月初めに市場をオープンし、上場企業7社で取引が開始されました。

しかし、3月中旬には、WSEの半分の経営権を持つShaun Altmanが経営から手を引くこととなりました。

その際の条件として、Shaun Altmanが、WSEの経営権を手放す代わりに、Hope Capital Ltd.の新規発行株式1,250万株を取得し、そのうちの約400万株を彼が売却するつもりであることが明らかになったことから、Hope Capital Ltd.の株は半値近くまで暴落しました。

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