先のブログにも記しましたが、現在セカンドライフには2つの株式市場があります。World Stock Exchange(WSE)とVirtual ComEx(VCX)です。 今、その2つの市場の関係者の間で中傷合戦が起きているようです。
4月3日付のSecond Life InsiderにShady dealings behind the exchanges? というタイトルの記事が掲載され、そこにShaun Altman(WSEの元CTOでWSEの50%の株を保有していたが、最近それを売却した)から、VCXのCEOであるJP Straussに宛てた、非常に長文の公開書簡が掲載されています。
また、同じ日に、同一の書簡がSecond Life News Networkにも掲載されています。
それに対して、JP Strauss側からの反論が、Second Life Insiderのその記事のコメント欄に、Second Life News Networkでは、Strauss calls letter baselessという記事に掲載されています。
また、それとは別に、Second Life News NetworkはDrama and Dissension Over the Mighty Dollarという記事を掲載し、今回の騒動の概要を伝えています。
今回の騒動は、WSEのCEOであるLukeConnell Vandeverreが、WSEを監視する目的で作られた自主団体、WSE Rescue Groupのメンバーを、WSEグループ(メンバーのみがWSEで取引できます)から除名したことから始まりました。
除名の理由は、WSE Rescue Groupが、WSEの信用を損なうような虚偽の発言を行なっているというものです。
WSEの元CTOであるShaun Altmanによれば、WSE Rescue Groupのそのような行動は、WSEのライバルである、VCXのCEO、JP Straussによって仕掛けられたものだということです。
また、Shaun Altmanは上記の公開書簡の中で、JP Straussの信頼性に疑問を抱いた彼が、JP Straussのことを調査し、その結果、JP Straussがあることを隠していることを知ったと述べ、さらに、JP Straussに対して、72時間以内にそのことを明らかにするか、またはVCXを閉鎖することを要求しています。
それに対してJP Straussは、WSEの信用を損なうような言動は一切していないと反論し、Shaun Altmanが自分のところにスパイを送り込んできたと彼を非難しています。
一方、 JP Straussによってスパイだとされた Xavier Zeddmoreは、上記のDrama and Dissension Over the Mighty Dollarという記事の中で、JP Straussが、VCXの前オーナーであったVan Amesが投資家たちの金を横領したのを知っていたにもかかわらずVCXを譲り受け、その事実を未だに隠していると述べています。
今回の一連の記事を読んで、金銭が絡むところには、行き過ぎた人間の欲望が噴出し、ドロドロしたドラマが始まる・・・そんな感想を持ちました。
2007年4月5日木曜日
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