2007年4月6日金曜日

素性の良くないリンデンドルかも・・・?

Second Life Watch!さんの闇リンという記事に、リンデンラボよりも安くリンデンドルを売ってくれる業者がいるということが掲載されていました。どのくらい安いのかを具体的に把握するため、計算して比較してみました。

現在、リンデンドルと米国ドルの交換を扱っている主なところは、次の2つです。

リンデンラボ社の経営するLindeX
民間が経営するSL Exchage

上記記事のソースとなったサイトでは、安売りをしている業者のサイト名は明らかにされていませんでした。そこで、googleで検索した結果、Second Life TreasuresというRMTサイトを発見しました。また、eBayでもリンデンドルが売られているのを確認しました。

この2つのサイトでは、リンデンドルは、5,000とか10,000というように、ある程度まとまった量で売られています。

さて、100,000リンデンドルを購入する場合を比較してみます。(小数点第3位以下切捨て)

LindeX           374.53米国ドル
SL Exchange       354.73米国ドル
Second Life Treasures 284.62米国ドル
eBay             274.48米国ドル

eBayで購入するとLindeXで購入するより約27%も安く買えることがわかります。

ところで、100,000リンデンドルをLindeXで売ると、手数料の3.5%を控除しても、348.37米国ドルが得られます。eBayで売却するよりも、約70ドルも儲かるわけです。

手持ちのリンデンドルをLindeXで直接売却した方が儲かるのにもかかわらず、Second Life TreasuresやeBayの売り手たちは、なぜわざわざ安売りをするのでしょうか?

私が考えつく理由は2つです。

1. 実際にはリンデンドルを持ってない。つまり詐欺です。
2. LindeXで売ると不都合が生じる。

さて、リンデンラボ社は、2007年1月17日付の公式ブログで、Risk APIというプログラムを導入したことを明らかにしています。このプログラムは、怪しい動きをしているアカウントを特定し、リンデンドルの売買を阻止するというもので、他のリンデンドル交換所にも導入されています。

つまり、上記2の場合は、何らかの不正な手段で取得したリンデンドル、またはマネーロンダリングに関連したリンデンドルを売却しようとしているため、Risk APIによってアカウントが特定されることを嫌って、LindeXやSL Exchange以外の場所でリンデンドルの売却を図っているということが十分に考えられます。

なお、リンデンラボ社は、IMPORTANT NOTICE TO THIRD-PARTY EXCHANGESという通知の中で、SLのユーザーがLindeX以外の交換所でリンデンドルを購入した場合で、もしそのリンデンドルが不正に取得されたものであった場合は、購入者もその不正に加担したものとみなし、リンデンドルの没収、罰金、アカウント停止などの措置をとることを明言しています。

ですから、eBayなどで、安いからといってリンデンドルを購入した場合、もしそれが素性の良くないお金であった場合は、アカウント停止とまでは行かなくても、調査のため一時的にアカウントを停止させられるくらいのことは起こるかもしれません。

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