2007年4月7日土曜日

投資した銘柄が取引停止に・・・

World Stock Exchange(WSE)は、サーバー移転のため、3月末から4月初めにかけて、市場をクローズしていました。

さて、市場再開後、私が購入したThe Success Fund(TSF)が、現在どのくらいの値をつけているのか確認しようと思ってWSEのサイトをのぞいたところ、TSFは一時的に取引停止になっています。不思議に思い、WSEの会員宛てに送られてくる通知を、過去に遡って読んでみたところ、次のような内容の通知を見つけました。

WSEは、上場企業に対する月例の審査を実施し、その結果、上場基準に沿っていないと思われる次の企業を、継続審査のため一時的に取引停止にした。
 
Vixen Designs (WED) 不正の疑い
PC Labs (PCL) 不正の疑い
The Success Fund (TSF) 不正の疑い
Some Pau Escort (SEX) 情報開示の不足

私がTSFを購入した理由は、TSFのファンドマネジャーが、自らもファンドに出資してファンドを運営するからというものです。ですが、今回、改めてこのファンドに関する資料に目を通してみて、私の考え方が甘かったかもしれないこと、そしてTSFが取引停止になっている理由が何となくわかりました。

TSFのファンドマネジャーはSal Acklandが務めていますが、実は、この人物は、Virtual ComEx(VCX)の前オーナーであるVan Amesと同一人物だと言われているのです。(このことは、先日の「セカンドライフの2つの株式市場をめぐるゴタゴタ」というエントリーの中で言及した、SLMM.COMの記事の中に書かれていました。)なお、Sal Ackland自身ははそのことを否定しています。

Van AmesにはVCXの投資家たちの金を横領した疑いがもたれていま。ですから、Sal AcklandとVan Amesがもし同一人物であると判明したならば、そして横領の事実が確認できたならば、TSFは解散またはファンドマネジャーの解任ということになるのでしょう。

継続審査がいつ頃終了するのか、今のところ一切告知はありません。しかし、いつまでも一時的に取引停止というわけにはいかないでしょうから、WSEはいずれ何らかの結論を出すことになるでしょう。

法律も警察も裁判所もないこの世界で、どんな結論がでてくるのか、大いに興味をそそられます。

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