前回のブログで書きましたように、Second Lifeは物価が安いです。ですから、セカンドライフ内の物販またはサービスの販売で多額の儲けを得るのは、容易ではないと思われます。
セカンドライフで儲けている人は、何をやって、具体的にどのくらい儲けているのでしょうか?
BusinessWeek onlineのVirtual World Rich Listという記事に、セカンドライフでお金持ちになったの人の例が10人ほど紹介されています。その記事から、何をやって、どのくらいの売上げ、または利益があったのかを拾ってみると次のようになりました。(1米国ドル=119.3円で換算)
1 Ailin Graef (Anshe Chung) 不動産業
約400個のシムに投資し、約2年半で、利益が100万米国ドル(約1億1,900万円)を超えた。
2 Philip Rosedale リンデンラボ社CEO
3 Reuben Steiger 大手企業向けにプロモーション活動のコンサルティングを行なう
彼が経営するMillionsOfUsの2007年の予想売上高は600万米国ドル(約7億1,600万円)
4 Sibley Verbeck Electric Sheep Co.創業者 大手企業のSL進出をサポート
サポート料は、企業の建物の建設やプロモーション活動の案件一件につき、約1万5,000米国ドル(約179万円)
5 Alyssa LaRoche 服飾デザイナー、芸術家、パーティープランナー、マーケティングコンサルタント
現実社会の企業から、建造物建築・スクリプト作成・イベントの運営を請け負う。費用は一案件につき3万-10万米国ドル(約358万円-1,190万円)。月に2-3件の新規顧客を獲得。
6 Adam Frisby 不動産業
エキゾチックな環境の土地を販売。一区画132-330米国ドル(1万6,000円-3万9,000円)
7 Kevin Alderman アムステルダム・シムの元オーナー、アダルトグッズ・アニメーション等を製造・販売
単価20-40米国ドル(2,400円-4,800円)のアダルト関係商品を、1日に40-50個販売。(筆者注:計算すると、1日の売上高は9万5,000円-23万9,000円)
8 Peter Lokke 服飾デザイナー
彼女が経営するCrucial Creationsは、約70店舗を構え、年間売上高は、約10万米国ドル(約1,190万円)
9 Cristiano Diaz 写真共有サイトであるSnapzillaの開発者、アニメーション作成
年間売上高約3万3,000米国ドル(約394万円)
10 Adam Anders 不動産経営、建造物・家具・服飾デザイナー
年間売上回数、約11万回。商品単価1-9米国ドル(筆者注:計算すると、年間売上高は1,310万円-1億1,900万円)
ざっと眺めてみての感想ですが、SLの世界では、物価が安くても、成功すれば、かなりの売上を達成することができるようです。
しかし、8番目の例では70店舗も構えていますので、その土地代および管理の手間を考えると、実際の利益はそこそこになってしまうのかもしれません。
企業としてセカンドライフで収益を上げるためには、やはり現実社会の企業を顧客にして、そこから売上を得るのが確実なようです。
なお、上記の記事には取り上げられていませんが、セカンドライフの世界では、カジノ経営で儲けている人もおそらくいるはずです。ですが、最近の流れを見ると、取り上げられなかったのも当然という気がします。
2007年4月17日火曜日
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4 件のコメント:
仮想銀行も、ひょっとしたら大もうけかもしれませんね(預金を勝手に本人が使っていた場合ですけど)w。
おっしゃるとおりかもしれません。w
あと、私が持っている、取引停止中になっているファンドのファンドマネージャーも。RLの支払いに充てるために、ファンドのお金を使い込んだという噂を聞きました。
そりゃまたスクープですねw。
WSEのグループチャットで聞きました。裏づけがないので、本当かどうかはわかりません。そのうちWSEが、真実を明らかにしてくれればいいなと思ってます。無理かもしれないですけどね。
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