2007年3月30日金曜日

同じドレスがあっちにもこっちにも!?

いつものようにキャンピング場所を求めてうろついていた私は、ある婦人服ショップの店先で、すべてL$10-30と書かれた看板を発見しました。見れば店内には、豪華なパーティー用のロングドレスなどが置かれています。

元の値段が300-500リンデンドル前後で表示されているものを、大幅に値下げして売っているようです。私は数あるドレスの中から、フレックスのグリーンのミニドレスを買いました。

偶然、店のオーナーがそこにいたので、「素敵なドレスがこんなにも安い値段で売られているので、驚きました」と話しかけてみました。「Newbieのために値段を下げてるのよ。今度は靴も置くつもりよ」と彼女は答えました。

かなりのお買い得価格でドレスをゲットしたことに満足しつつ店を出た私は、またキャンピング場所を探してうろうろし始めました。

ところが、別の場所で、同じ商品が売られているのを発見。それには私が買ったのよりも高い値段がつけられていました。

「ひょっとして、どちらかは無断コピーされたもの?」
そんな疑問が頭に浮かびました。

そして、さらにしばらくして、違う店でまた同じ商品を発見。何かおかしいと思った私は、さらに翌日、同じ商品が売られていないか探してみました。すると、また1件見つかったのです。

つまり、同じ商品が、4箇所で売られていたわけです。値段はそれぞれ、20リンデンドル、40リンデンドル、59リンデンドル、300リンデンドルでした。

それぞれの店のディスプレイ用看板はほとんど同じでしたので、商品を無断コピーして売っているというわけでもなさそうです。

私は、サンドボックスに行き、商品を確認してみました。ボックスをオープンしたら、また別のボックスが出てきました。そのボックスをオープンしたところ、シャツ、パンツ、フレックスカートが出てきて、それらはコピー可、モディファイ可、譲渡可となっています。クリエイターの欄には、Agent Caseと記されていました。

サーチパネルでAgent Caseを調べたところ、彼のプロフィールにはこう記されていました。
I am no longer in World and my business has been sold.
つまり、Agent Caseは引退する際に自分の商品を売り払い、そして、どのような過程があったかは不明ですが、同一商品が複数の人に売られたのでしょう。

さて、今まで私は、セカンドライフの世界では、

クリエイターが自分の商品を自ら小売する、製造販売
クリエイターが自分の商品を誰かに委託して販売する、委託販売
店のオーナーがクリエイターを雇って商品を作らせ販売する、製造委託販売

というパターンしか認識していませんでした。ですが、前述のケースは、卸売-小売というパターンがすでに存在していることを私に気づかせてくれました。

ところで、私が調べただけで4ヶ所で同じ商品を発見できたのですから、SL全体では、かなりの数の場所で、同じ商品が売られているのかもしれません。

自分と同じ服を着ている人がたくさんいたら嫌だなというのが正直な気持ちです。これからの商品は、「限定版」とか「オリジナル性」を強調する必要があるのかもしれません。


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